「和」にこだわった住宅

大工の小言

「和」のこだわりを持ったお客様でした。特にこだわったのは広い玄関と縁側のある和室の居間でした。玄関框部の床は実は250年以上昔の物件を解体した際にいただいた一枚物の欅板。床の間にあったものをとっておき先代がこの物件に使いたいと提供したものでした。居間も客間も昔ながらの和室づくりで欅の大黒柱はものすごく硬かった思い出があります。
実はこの物件。自分の父である今は亡き先代が自分が生まれた年に独立をして初めて手掛けた新築工事のお客様で移転建て替えの案件でした。さらにこの物件を最後に先代は現役を引退いたしました。自分にとっていろいろな思いの詰まった物件でした。

フォローよろしくお願いします!